OTA口コミ改善の秘訣!写真が残るインスペクション機能で清掃スタッフの意識を改革し、清掃品質が向上
営業部兼ゲストリレーション部マネージャー
谷口 智一氏
ゲストリレーション部マネージャー
岩澤 美左子氏
ゲストリレーション部フロント
詹 婷雅氏
導入前・導入後
インタビュー
イントロダクション
フジプレミアムリゾートは、富士山麓の広大な約5万坪もの敷地に位置し、「世界一富士山に近いリゾート」として圧倒的なロケーションを誇っている。全150室を超える客室は、ラグジュアリーな「フォレストヴィレッジ」から、愛犬と宿泊できる「わんの宿」、スポーツ合宿にも適した「ホテルスポルシオン」まで、多様なライフスタイルに応える施設構成が特長となっている。
また、富士山の恵みである天然バナジウムを豊富に含んだ温泉スパや、屋内・屋外を網羅したテニスコート、四季折々の地元食材を楽しめるビュッフェレストランなど、滞在そのものをアクティビティとして楽しめる充実した設備を備えている。
しかし、その裏側では「紙と口頭」によるアナログな情報管理が課題となっていた。記入漏れによる貸出品の回収ミスや、清掃不備に対する具体的なフィードバック手段の欠如により、特に繁忙期には客室清掃に関するクレームが発生していたという。
こうした状況を打破すべく、「Jtas」を導入。写真付きのインスペクション機能を活用することで、現場スタッフに「証拠が残る」という良い意味での緊張感と責任感が生まれ、長年の課題であった清掃品質が劇的に向上。導入後、OTAサイトの口コミにおける清掃不備への指摘はほぼ無くなり、2026年正月期間のクレーム件数ゼロという驚くべき成果を実現した。
導入の決め手は「インスペクション機能」と「忘れ物管理機能」
―― どのような課題からJtasの導入を検討されたのでしょうか?
ペーパーレス化を進めたいという思いがありました。以前は紙ベースの運用で、清掃レベルを客観的にチェックする機能がなかったため、そこを改善したいと考えていました。世の中的にDXが進む中でJtasに興味を持ち、導入を進めることにしました。それまでは自社でシステムを作っていましたが、誰でも簡単に使えるものではなかったため、「誰でもできるシステム作り」という点でJtasは非常に便利だと感じています。
―― 他社サービスとも比較されましたか?Jtas導入の決め手は何だったのでしょう?
他にもいくつか検討はしたようですが、正直「ピンとくるようなものはなかった」と聞いています。導入の決め手となったのは、「インスペクション機能」と「忘れ物管理機能」です。どちらも写真付きで記録を残せるため、誰が見ても一目で状況がわかります。また、AIが自動的に忘れ物の品名を入力してくれる機能は、海外のスタッフも多い当ホテルにとっては、みんなが分かりやすく使えるという点で大きな魅力でした。
「証拠が残る」仕組みが意識を変え、客室に関するクレームが大幅に削減
―― 導入後、ハウスキーピング業務はどのように変わりましたか?
まず、忘れ物に関するお客様へのレスポンスが格段に良くなりました。リアルタイムでデータが上がるので、問い合わせに対してすぐにお答えできます。スタッフもJtasでの忘れ物管理にすっかり慣れました。また、以前は貸し出したファンヒーターの回収漏れがあり、1ヶ月も客室に置かれたままという恥ずかしい話もありましたが、今ではJtasに上がっているものに関してはすべて確実に対応できています。
―― 清掃品質について、何か変化はありましたか?
はい、ありました。「ホコリが残っている」「冷蔵庫に前の人の飲み物が…」といった客室に関するクレームは、Jtas導入後はほぼ無くなりました。特に繁忙期はこれまでクレームが多発し、お部屋の変更ができずに返金対応となることもありましたが、そうしたケースは大幅に削減できました。また、OTAサイトの口コミで客室についてネガティブなコメントを書かれることも減り、今年(2026年)の正月期間に関しては、クレームは一件もありませんでした。
―― なぜそこまで品質が向上したのでしょうか?
Jtasを使ってインスペクション時に見つかった清掃不備を記録しています。不備が写真付きで証拠として残ってしまうため、清掃スタッフ一人ひとりの意識が明らかに変わりました。また、インスペクションの完了チェックも、これまでは担当者の目視だけで行っていましたが、今はJtasのチェック項目を一つずつ潰していく形です。どうしても流れ作業になりがちな部分も、システムに沿って進めないと完了できないため、徹底したダブルチェックができています。担当者名も記録として残るので、責任感が生まれているのも良い点です。
「部分導入」から始めて、自社に合わせて「カスタマイズ」していく
―― 今後、Jtasをどのように活用していく予定ですか?
先々、客室のリノベーションを計画しており、それに伴って客室単価を上げて販売することになります。そうなると、清掃の品質に対して、より詳細なデータが求められると考えています。今あるインスペクション機能などをさらにレベルアップさせ、「良いものは良い、ダメなものはダメ」とはっきり評価できる体制を作っていくために、Jtasをフル活用していきたいです。将来的にはPMSとの連携も実現し、さらに現場の運用を効率化できればと期待しています。
―― 最後に、Jtasの導入を検討しているホテル様へアドバイスをお願いします。
まず一歩踏み込んでみたら、きっと良いのではないかなと思います。最初からすべての機能をフル活用する必要はありません。私たちも、最初は忘れ物管理やインスペクションといった部分的な導入からスタートしました。すべてでなくても、本当に効率よく円滑に回るシステムです。使えるところから使っていく、というのが始まりで良いと思います。また、Jtasはカスタマイズ性が高いのも魅力です。私たちの細かな要望にも応えていただき、自社の運用に合わせた形を一緒に作ってもらえました。まずは自社の課題に合う機能から試してみてはいかがでしょうか。

今回の事例は、システム導入が単なる業務効率化に留まらず、スタッフの意識改革を促し、顧客満足度の向上という大きな成果につながることを示しています。もし、貴ホテルが同様の課題を抱えているのであれば、まずは一つの機能からでも、DXへの一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。