
ダブルインスペクション機能の活用により、清掃品質のバラツキを解消。データ活用で品質基準を統一
導入前・導入後
・清掃スタッフに対して、データに基づいた清掃不備の指摘や改善が難しかった
・遺失物管理を紙とエクセルで行っていたため、転記ミスや字が読みづらいなど情報共有の遅れが発生し、管理にも手間がかかっていた
・インスペクション時の画像を活用した指導により、清掃品質の統一とスタッフ間の認識共有がスムーズに
・遺失物管理のペーパーレス化、AI による遺失物の識別により、情報共有の迅速化と正確性が向上
インタビュー
紙とエクセルの限界を突破。「Jtas」で清掃業務の DX へ。
THE KNOT TOKYO Shinjuku は「多様性と解放性」をコンセプトに、都心にいながら自然を感じられるホテルとして人気を集めている。館内にはレストランやベーカリーも併設され、インバウンド旅行客を含む多様なゲストで賑わうホテルだ。
このような中で、ハウスキーピング業務は、紙やエクセルを中心とした業務フローになっており、いくつか課題を抱えていた。まず、客室清掃においては、清掃品質にバラツキがある状況だったため、ホテル側にて時折ダブルインスペクションを実施し、清掃会社との月1回のミーティングにて指摘を行っていた。しかし、インスペクションの記録や整理に時間がかかり、品質改善の PDCA サイクルを回すのが困難な状況が続いていた。
また、遺失物管理では紙へ記入した遺失物名が読みづらい、転記ミスがある、など遺失物の処理に時間がかかり、通常業務に影響が生じていた。
これらの課題を解決し、客室清掃業務の DX を推進するため、「Jtas」の導入に至った。
清掃品質のバラツキを解消。画像を活用した統一基準を確立。
これまでエクセルで管理していたダブルインスペクションのチェックリストを「Jtas」に搭載し、スマートフォンによりホテル側でインスペクションを実施するフローに変更した。何かしら不備があった場合には、不備と修正後の画像を「Jtas」で記録し、後日、清掃会社にフィードバックがしやすいオペレーションとした。
「Jtas」を用いてインスペクションの実施と清掃会社へのフィードバック方法を設計したことにより、客室備品の配置、ガウンの結び方やタオルなどの設置における細かな違いを画像を用いてフィードバックできるようになった。フィードバックの一部には、ホテル側と清掃会社の認識が食い違っていたことが判明する場合もあり、結果としてホテルの品質基準の維持向上に役立っている。
また、日々のインスペクション結果はデータとして蓄積・可視化され、ホテルと清掃会社の双方がリアルタイムで閲覧できる仕組みになっている。同じデータを共有することで、清掃品質の向上状況を共に確認し、改善をスムーズに進められる体制が整った。
遺失物管理をペーパーレス化。転記ミスをなくし迅速な対応を実現。
これまで遺失物は紙やエクセルで管理していたため、手書きによる判読の難しさや転記ミス、さらに清掃会社からホテル側への情報共有に時間がかかるといった課題があった。しかし、遺失物管理のデジタル化により、これらの問題が解消され、業務の効率化が大幅に進んだ。
「Jtas」導入を機に、遺失物発見時の運用を見直し、スマートフォンで忘れ物を撮影し、即座に「Jtas」へ登録する形へと移行。AIが瞬時に遺失物を識別し、自動で品名を登録してくれるため、ゲスト対応の迅速化が実現し、満足度の向上につながっている。さらに、手書きが不要になったことで判読ミスや記入ミスが解消され、ホテルと清掃会社双方の業務負担が軽減。遺失物管理の正確性とスピードが向上し、よりスムーズな運営体制を確立できた。
「Jtas」で進化する客室清掃。さらなる業務効率化と品質向上へ。
THE KNOT TOKYO Shinjuku では、「Jtas」のダブルインスペクション機能とAI遺失物管理機能を活用し、清掃品質の統一を図るとともに、遺失物管理の効率化とゲスト満足度の向上を実現した。今後は、PMS(ホテル管理システム)との連携を進めることで、さらなる業務効率化を目指す。ハウスキーピング業務のDXをさらに加速させ、ホテル全体の業務品質向上と、より快適な宿泊体験の提供に取り組んでいく。